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辻は生粋の地元っ子。大学こそ岡山に通っていたが、長男ということもあり、香川への愛着も強く、就職先として探したのは「地元密着型」の企業。
しかし、当時はバブル崩壊後の不況真っ只中。
採用してくれる企業数も、その人数も少なく、厳しい就職活動が続く中で巡り合ったのが大包である。
面接で出会った大林社長が堂々とされていたことがまず印象に残る。驚いたのが環境整備。アルバイトなどを通じて、倉庫とはグチャグチャなもの、というイメージがあった。ところが、大包の倉庫はピシーッと商品が並べられ、チリ一つ落ちていない。
信頼できる会社だな、というのが決め手となって就職を決めた。
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就職後3年は配送業務を担当し、お客様と商品をじっくり覚えてから営業へ。当初は、新規訪問しても「帰って!」と言われ、売り上げも上がらず、コストや商品の点でもお客様のご要望に応えらないなど、悩む日々。
けれど、日々の積み重ねで得た経験や知識がモノを言う。困っているお客様に出会ったとき、提案がピタッとはまり喜んでいただいた経験が自信につながった。
お客様と接するのは楽しいし、様々な業種の方がおられるので世界も広がっていく。
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営業の面白さがわかるようになって、辻が心していることがある。
1. 「無理です」とは、断らないこと。
まずは話をお聞きする、できることを提案する。初めからあきらめていては、何も始まらないと思う。
2. 専門用語を使わないこと。
必ずかみくだいて話しをする。これぐらいわかっているだろう、と気を抜くと失敗につながる。
お客様に教えられ、先輩や周りの人に支えられて経験を重ね、今は、自分流を確立する途上にあるのだが、この春、営業エリアが変わった。大きな工場群がある地域を受け持つ。これまで経験したことのない大きな物件も取り扱わなければならないし、決裁権のある幹部やトップの方とお話しする機会も増える。
一人前の営業マンとして、ここからが辻の正念場なのである。
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営業の醍醐味と言えば、お客様から指名していただくこと。
営業は、大包という看板を背負っているのと同時に、「自分」を売る仕事でもある。
「辻さんに」と言っていただけると照れるけど、やっぱりうれしい。特にお客様の中でもベテランの女性に人気がある!
若い、ということだけではなく、茶目っ気があって人当たりが良く、でも芯はまじめな性格が受ける理由であろうか。
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とにかくチームワークが良く、アットホーム。
仕事が重なってしまい、フォローを頼まないといけないような場合でも、上司も含め実に気軽にサポートしてくれる。
もちろん、数字を追う厳しさはあるが、精神的に追い詰められることを和らげてくれる社風である。
その分、人の入れ代わりが少ない会社なので、ともすればこのままで良い、という風潮がある。改善意見を言い、行動に移していくのも、自分たち次第。まず自分が口に出してみる、そこからだと思っている。
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車、バイク好き、というのはよくある趣味だが、注目は料理。
家が商売をしていたため、小さい頃から自分で作ることが多かった。食べるコト好きがこうじて、今では趣味に。正月にはテールスープを作って家族にふるまった。
おまけに、お菓子づくりにもチャレンジ。洋ナシのタルトやシフォンケーキなど、本格的なケーキ作りににチャレンジして、営業の疲れを癒す辻なのであった。
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